自己啓発

借金地獄実話体験談

借金地獄の苦しみから脱出した実話体験談!

私は25歳の時、借金地獄になって返済に苦しんでいました。
借金地獄を抜け出すどころか、借りては返し、返しては借りてを繰り返す自転車操業の状態でした。

借りた金額は総額200万円で、キャッシングによるものです。
お金のない苦しさ、惨めさは、借金地獄を体験した人でなければ分からないと思いますが、本当に苦しくて、返済のことしか考えられなくなっていました。

だからと言って、簡単に周囲に相談できないのがお金の悩みです。

借金地獄で苦しくて相談するということは、つまりその人に返済のためのお金を借りたいという意思表示に受け取られてしまいます。
一歩間違えば、相談した人との人間関係すら終わってしまいます。

それが職場の人間だったりすると、あいつは借金で金に困っているという噂が立ち、仕事を失ってしまうかもしれません。
私も、そんな悩みを誰にも打ち明けることができず、借金地獄の中で、もがき苦しんでいました。

そんな私の借金地獄から脱出できた実話体験談について、紹介しています。
この体験談が、苦しんでいる方の参考にほんの少しでもなれば幸いです。

借金になった地獄きっかけは見栄っ張り

私が、はじめて借金をしたのは、20歳の時でした。
はじめてと言っても、当時すでにクレジットカードは普通に使っていましたので、はじめてのキャッシングと言い換えた方が良いかもしれません。

初めての無人君、ガチガチに緊張しながらカードをつくり、ATMコーナーで10万円をキャッシングしました。

これが私のはじめてのキャッシング経験です。
振り返ってみれば、お金もないのに、借金してブランドものを買いまくるなんて正気ではありませんよね。
でも当時は、できたばかりの彼女にいい所を見せたくて、そんな当たり前のことが分からなくなっていたんです。

 

徐々に膨らんでいく借金

返しては引き出し返しては引き出しを繰り返し、いつしか30万円になっていました。

それから数か月後に、私がキャッシングしている消費者金融会社から電話が掛かってきたのです。
電話を掛けてきたのは、若い女性らしい社員からで、キャッシングカードの限度額が、30万から50万にアップしたという連絡でした。

限度額を確定させる為に、一旦50万まで引き出しをして欲しいのと、引き出したお金はすぐ返済しても構わないということでした。。
誘惑に負けて満額の50万まで借り入れをしてしまいました。正直怖かったのもあり、借り入れた金額は、翌月にすぐ全額を返済しましたが、思えばこれが借金地獄の始まりだったのかもしれません。

2回目の借り入れをしてしまって、キャッシングに対する抵抗感が薄れてしまった事と、一度限度額一杯まで借り入れた事で、空いている枠をいつでも使える自分のお金のような感覚が芽生えてきたのです。

 

借金地獄の入口は収入と返済の感覚が麻痺するリボ払い!

お金を借りることに対する抵抗感が無くなってきた私は、月々の返済は行っていたものの、借金を完済しようという気持ちが薄れてしまいました。

彼女と遊びに行ったり、高いものではありませんが欲しいものを買ったり・・・、お金がなくなると消費者金融でキャッシングという生活を何年か続けていました。
当初は10万からスタートした限度額も、50、70、最終的には100万までアップ。

借金返済額は徐々に膨らんでいき、借入している金額が限度一杯の100万になった時、月々の支払い金額は4万円になっていました。

この時、自分では気付いていませんでしたが、すでに借金地獄におちることは決定していたのだと思います。

もともと安月給ですので、我慢して節約しても返せる金額は2万円なのです。
どうしたって4万円は払えません。

そうして借金の利息だけ返済して済ますようになってしまいました。
月々の返さなければいけない金額は4万円でも、利息だけなら2万3000円~2万4000円で済むのです。

でもいくら返済しても利息は利息、残高はまったく減りません。
本来はここで根本的に借金地獄から脱出する方法を考えなければいけなかったのですが、当時の私は困難な現実に目を背けるだけでした。

まったく減らない借金の利息だけの返済を続ける日々でした。
当たり前ですが、こんな生活が長く続くわけはありません。

 

借金地獄で利息すら払えない日

何とか利息を払い続けていましたが、とうとう利息も返済できない日が来ました。
親戚の結婚式に出席することになり、急遽お金が必要になったのです。

もともと借入を増やしながら生活していたわけですから、蓄えなどありません。
借金返済のためのお金を、使うしかありませんでした。

入金日まで若干日にちがありましたので、私が一番にやった事のは、消費者金融に連絡をして、現在100万円の限度額をアップして貰えるよう依頼をしたことです。
入金日の前に、アップした限度の中から利息分を借金して、それを返済に回そうという考えです。

しかし、限度額アップは断られてしまいました。
考えてみれば、利息しか返済していないのに、追加で借金させてくれるわけがありませんよね。

今までどんどん限度額がアップしていた為、断られると思っていなかった私は、目の前が真っ暗になってしまいました。

それでも返済日は近づいてきます。
何とかして、資金を準備しなければなりません。

考えたあげく最悪の手段、別の消費者金融会社からの借金に手を出してしまったのです。
はじめてキャッシングをした時と同じように、無人契約機でカードを作り、4万円を引き出して返済に充てました。
とりあえず、目の前の問題は凌いだものの、月々返済しなければいけない金額は増える一方でした。

この時点で既に返済は破綻しているのですが、私はそれが借金地獄であることを理解していませんでした。

 

借金地獄で次々とカードを増やす自転車操業

そこからは、まさに坂道を転げ落ちるように借入残高が増えていきました。
2枚目のカードの限度額を使い果たしたら、3枚目のカードを作って<strong>借金返済</strong>に充てる、それを繰り返す地獄のような生活。
返済の為に別な会社でカードを作っては、キャッシングで借りることを繰り返す。

まさに自転車操業、泥沼のような借金地獄です。

段々と心が荒んでいった為か、彼女も私から離れていってしまいました。
自分の今の借金地獄を、どこか彼女のせいにしていた部分もあって、別れてせいせいするなど強がる始末でした。
本当にバカな話です。

女性に使っていたお金が不必要になるので、丁度いいなどと思っていましたが、地獄のスパイラルにおちっていて、そんな段階はとっくの昔に過ぎていました。
借入総額が200万を突破する頃には、月々の借金返済額は約8万円です。
相当な借金地獄の状態です。

安月給のサラリーマンに払える金額ではありませんが、この到底払えない金額を借りれてしまったのが不思議です。
借金は増えていっていましたが、利息は遅れずに払っていたせいかもしれません。

月々の給料はカードを申し込む際に伝えていたので、到底返せる額ではない事は消費者金融会社にも分かっていたと思うのですが・・

 

借金地獄生活は自転車操業が終わった日が本当の始まり

本来は、借金地獄をいかに解決するかということを考えなければいけないのですが、当時の私はどうやって借入するかという事ばかり考えていました。
自分の給料で返済できる金額ではないのですが、それを新たな借入で返すということ以外に、何も考えられなくなっていたのです。

借金を繰り返していたら、借りたお金が減るわけなどないのに・・地獄におちても当然ですよね。
本当に不思議です。

返済しては借金を繰り返す地獄の自転車操業も長くは続きませんでした。
とうとうお金を貸してくれる所が無くなってしまったのです。

返済日が近づいて来るのに、お金がない地獄。
給料日は、過ぎたばかりです。

自宅にある物を、リサイクルショップに売るなどしましたが、借金を返せるほどの金額になるものもありませんでした。
いくら焦ってみても、もうどうにもなりませんでした。

そうして返済日が過ぎてしまい、借金地獄が本格化したのです。

 

借金地獄からの復活!リボ払い脱出方法をバイトで稼ぐ

借金地獄からの復活!リボ払い脱出方法をブログで発見

返済日を過ぎた事で、金融業者からの督促が来るようになりました。
毎日のように催促の電話が鳴る借金地獄、いつ入金するのかと問い詰められますが、給料日以外にお金の入る目途などありません。なので、バイトを掛持ちし睡眠時間を削りました。

そんな生活をずっと繰り返していくと1社1社返済できるようになり、4社あった借金はいつしか1社になり、返済も楽になりました。そして、全社完済いたしました。

あきらめなければどうにかなります。

くじけず頑張っていきましょう