この記事ではモチベーションを維持する方法を心理学的な側面から解説していますので、
ある程度の再現性はあるだろうと思っています。
まずモチベーションがある人とない人とで
人生がどれだけ大きく変わるのかを説明します。
モチベーションを維持することの
重要性を知ってほしいからです。
モチベーションを維持するための法則を知って、
それを実践してみて、
自分にあったものを取り入れていけばいいんです。
モチベーションに対する考え方〜落とし穴〜
まずはモチベーションに対する考え方だけ
ここで整理しておきましょう。
その後モチベーションを維持するための
5つの心理学的な方法をご紹介します。
1.楽勝で達成できるコンパクトな目標設定をする
目標を大きく持つことは夢があっていいのですが、
大きな目標は小さな積み重ねがあってこそ達成できるもの。
“小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道。”
これはイチローの言葉です。
小さなことを積み重ねていくことでしか成功はないということ。
1)明確かつ大きな目標を立て、エネルギーを内側から発散させる
2)大きな目標をコンパクトな目標に分解する
3)コンパクトな目標をクリアするための手段を、
「これをやれば必ず達成できる」という確実性の高いものに設定する
それは、自分にとって何があろうと信じられるものをつくるということです。
これやってれば間違いなく少しでも成果は出る!っていう。
自分にとって何があっても信じられる「これをやっていれば間違いない」
と思える根拠を作っておくと、過程を楽しむことができます。
成功者は特別な能力なんてもってない。
こういった小さなマインドの
積み重ねの上に成り立っている持続力が肝心だと思います。
何をやれば必ず達成できるかを知るには、
成功者に教えてもらうのが一番です。
ネット検索もしていいのですが、
直接本人から質の高い情報をもらった方が絶対にいいです。
こういう情報を集める力は必ず身につけておいた方がよいです。
情報を集める力といっても、ここで言っているのは分析能力とかの話ではなく、
単純に情報を持っている人とコネクションを持てるかどうかの話です。
2.内的動機付けをする
人が何か行動するときにはなにか動機があるはずです。
そして動機付けには大きく別けて
内的動機と外的動機
があります。
このことを理解し、自分の行動が内的か外的のどちらの動機付けからきているのかを
理解することが、モチベーションを高め維持するヒントになります。
A:報酬はさほどない。
しかし手伝うことで、自分の目標達成のために必要なスキルアップに繋がるし、そこにやり甲斐を感じる。
B:ある程度の報酬が貰える。
自分のスキルアップにはならないが、報酬が貰えるので美味しいものを食べれるかもしれない。
どちらを選ぶでしょうか。この場合、Aが内的動機、Bが外的動機です。
モチベーションが下がってしまったときは、動機付けが内的か外的か考えてみてください。
内的動機は心の奥底からの強い動機です。
外的動機が強いなと感じたら、一度立ち止まって、
自分の内的動機を再確認してみてください。
きっとモチベーションを復活させることができると思いますよ。
内的動機を高めるための課題
内的動機をつくるためには、まず自分が何を達成したいのか、
突き詰めればどういう人生を歩みたいのか、を明確にする必要があります。
「絶対こうしたいんだ!」という内容を具体的にし、
常に目指す到達点を容易にイメージできるようにします。
何に対しても内的動機を持つことができれば、
常にモチベーションを維持、高めながら、
幸福感と充実感ある日々を過ごせるのではないかと。
3.主に二つに大別される達成目標
人は自分の有能さを求めることが多々ありますね。
その有能さを証明する為に行動をおこすこともあると言われます。
人がある目標に向けて行為をする時に、
その目標のことを達成目標とも言いますが、
これは大きく二つに大別されます。
マスタリー目標とパフォーマンス目標
達成目標にはマスタリー目標とパフォーマンス目標とがあります。
【マスタリー目標】
自分自身の能力を伸ばすことに着目した目標。
能力向上により有能感を得ることができる。
【パフォーマンス目標】
自分自身の能力の高さを示すことに着目した目標。
能力の高さを示すことで有能感を得ることができる。
能力の低さを露呈しないことに着目した場合もパフォーマンス目標と言われる。
能力を“伸ばす”のか“示す”のか、ここに違いがあり、
前者のマスタリー目標は高い目標を持ち、失敗を恐れず積極的に行動できます。
一方で後者のパフォーマンス目標は自分に対する自信がある場合は
積極的に行動できますが、自信のない場合には失敗を恐れるあまり消極的になります。
これまでに何度も成し遂げてきた実積あるもの
(自信のあるもの)で勝負するならパフォーマンス目標は有効ですが、
新しいことへのチャレンジなど、明確な自信がないものについては
マスタリー目標が有効で、この場合、失敗したとしても
それすら前向きに捉える事ができます。
今皆さんの目標がどこに設定されていて、
それに対する自信(この場合は根拠のある自信を指す)がどれだけあるのか、
それに応じてマスタリー目標とパフォーマンス目標を意識することで、
今から皆さんがとる行為に対するモチベーションの在り方が変わってくると思います。
4.行動記録と振り返り
人は周囲の人間と自分を比較することは無意識のうちにしていても、
過去の自分と現在の自分を比較、
つまり自己成長を確認することは怠りがちです。
この自己成長を習慣付けるために効果的なのが、
目標を明確に立てそれに対する行動記録をとり続けることです。
些細なことでもいいので、最終目標に向けて常に目標を達成し続けている感覚を得るための方法として、行動記録と振り返りがあります。
5.自分の癖を知ることでモチベーションアップを図る
ここまでモチベーションを高めるための方法をあげてきました。
心理学にも基づいた内容なので、もし皆さんがご存知なかったことがあれば、
ちょっと試してみて下さい!
皆さんにパワーを与えてくれる人を思い出すだけで変わるかもしれない。
誰かに自分の目標を公言することがモチベーションに繋がるかもしれない。
疲れが溜まり気分が落ちそうな時にだけやる事を決めておくと、
一瞬で回復できるかもしれない。
これらのことは、労力をかけずに今すぐにできることです。
すべては自分の意志から始まります。
意思なき者は意思のある者には勝てません。僕はそう思っています。
自分の意思を持って、毎日を、瞬間瞬間を生きていきましょう。
今はコロナ等で苦しいこともありますが、
頑張って乗り越えていきましょう。