自己啓発

「ウィルパワー」で集中力を生み出すための7つの条件

いきなりですが
仕事に全然集中できなくて毎日残業ばかりしている、昔は趣味に没頭できていたのに今はすぐに飽きてしまう。といった、集中力が発揮できないという悩みを抱えている人は多いと思います。

「集中力をアップさせるための良い方法はないかな~」と探していたときに見つけたのが、「ウィルパワー」という考え方です。
調べてみるとこれがなかなか面白かったので、今回はこの「ウィルパワー」についてお話したいと思います。

 

ウィルパワーとは?


 

集中力を生み出す力

ウィルパワーという言葉は、なかなか聞いたことないですよね。
これは心理学者のロイ・バウマイスターという人が考案した考え方で、「目標を達成するための集中力を生み出す力のこと」を指します。

そもそも「集中力」というのは、思考や感情をコントロールする脳の前頭葉によって発揮されます。
この前頭葉が集中力を生み出す力のことを、「ウィルパワー」と呼ぶんです。
「ウィルパワー」は心理学の分野で非常に注目度が高く、集中力を高めるためのキーワードとされています。

「ウィルパワー」は消耗品

ウィルパワーは車でいうところのガソリンのようなもので、使えば使うほど(集中すればするほど)消耗していきます。
どんなに集中力がある人でも集中し続けてウィルパワーを消耗しきってしまえば、集中力は切れてしまう。
なので集中力を鍛えるためには、ウィルパワーの総量を増やすか、消費量を節約する必要があるのです。
ではどのように鍛えていけばいいのでしょうか。

ウィルパワーを鍛えて集中力を発揮するための具体的な方法について。

「ウィルパワー」が最大限発揮される7つの条件

1. 集中しやすい環境を整える

ウィルパワーを一番多く使うのは、「集中し始めるとき」です。
なので、「集中しやすい環境」を作ってあげることでウィルパワーを節約することができます。
集中しやすい環境とは、集中したい対象以外のモノが何もない状態。
パソコン仕事ならデスクの上にスマホや書類などを置かず、引き出しにしまっておくといいでしょう。
PCデスクや勉強机が散らかっているという人は、まず片付けから始めてみてはいかがでしょうか?

2. 正しい姿勢で座る

ウィルパワーをつかさどる前頭葉のエネルギー源はブドウ糖と酸素です。
これらを脳に送り届けるのが血流ですが、姿勢が悪いと血流が悪くなり、脳に栄養が十分に行き渡らないため集中力が低下します。
そうならないためには正しい姿勢で座ることが大切。
普段姿勢が悪い人だと正しい姿勢をとるだけでも集中力を使ってしまいそうですが、慣れればもっとも集中力を発揮できる姿勢となります。

3. 脳への栄養は低GI食品で摂る

先にも述べたように、ウィルパワーを発揮するためのエネルギー源はブドウ糖です。
よく、「集中力を高めるには甘いものがおすすめ!」なんてことを耳にしますが、チョコレートやアメなどを大量に口にすると一気に血糖値が上昇し、その後の急激な下降により集中力が切れやすくなってしまうのです。
しかし脳へ栄養を与えるためには糖が必要。

そこでおすすめしたいのが、「ソイジョイ」などに代表される低GI食品です。

低GI食品ならブドウ糖を効率よく摂取しつつ、血糖値の上昇も緩やかなので集中力を切らすこともありません。
「ソイジョイ」以外にも、全粒ライ麦パンやリンゴ、黒糖などもおすすめです。

4. 喜怒哀楽の感情をうまく利用する

集中力というのは感情とも密接に関係しています。
ネガティブなイメージがある「怒り」や「哀しみ」の感情も、実は集中力を発揮するのに役立つんです。
たとえば怒りの感情を抱えているときは課題や企画に対して集中でき、哀しんでいるときは冷静かつ公平な意思決定をすることができます。
また、喜びの感情であればクリエイティブな発想を生みやすくする効果が。
抱えている仕事などの状況に応じて、喜怒哀楽の感情を上手に利用しましょう。

5. 習慣化することでウィルパワーを節約

ウィルパワーを節約するためには、「習慣化」することも大事になります。あらゆる判断や決断においてウィルパワーは消耗されてしまうからです。
判断や決断をせずとも習慣で行動できれば、その分のウィルパワーを他のことに充てられるようになります。
そしてその別のことに集中していると、それも習慣化されてウィルパワーを使わなくてもこなせるようになる。
こういうサイクルを続けていきながら、上手にウィルパワーを使っていくといいでしょう。
習慣化についてはこちらにも載せています

6. 軽い運動で集中力回復

 集中力が途切れてしまったときは座り続けて休憩するのではなく、軽い運動をこなすことでまた集中することができます。
運動をすると脳への血流が改善され、ウィルパワーの回復に役立つのです。
ジョージア大学で行われた研究によると、20分間のウォーキングでその後3~4時間は認知能力、集中力、考察力が高まることが分かっています。
「休憩で20分も運動するのは難しい!」という人は、公園や並木道などの緑の中を5分間ほど歩くだけでも、同等の効果が得られるそうです。

7. 瞑想で集中力向上

前頭葉の前皮質を形成している灰白質と呼ばれる領域を活性化させる有効な方法が、瞑想です。
瞑想と聞くと難しいイメージがありますが、やり方はカンタン。特別な道具は必要なく、どこでも気軽にできちゃいます。
身体を動かさずにじっと座る
7秒かけて鼻から息を吸い込み、7秒かけて口から吐く
この2ステップで、集中力を高める瞑想の効果は十分に得られます。

「集中力が切れたな~」というときに気分転換としてやるのもいいですが、寝る前などに20分間の瞑想を週4回することで集中力向上に効果があるとされています。

まとめ
ウィルパワーを上手に使うことで、誰でもカンタンに集中力を高めることが可能です。
「集中力がほしい!」という人は今回ご紹介した「7つの条件」を生活に取り入れてみてください。
一気にすべてのことをこなさなくても、一つずつでも取り入れていくことで生活は変わっていくと思います。

ウィルパワーで集中力を手に入れて、豊かな生活を送りましょう。